断食中に眠いと感じる人必見！理由と対策方法を徹底解説！

断食中に眠くなる理由として考えられるのは、以下の2つです。 次の章から、それぞれの理由について詳しく解説していきますので、断食中に眠くなる理由を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

断食を行い食事を取らないことで空腹になり、血糖値が急激に低下すると眠気が起きる場合があります。

また、血液中の血糖の低下を補うために、血液中にケトン体が大量放出されることで、頭痛や倦怠感などが起こる場合も。

ひどいめまいや冷や汗などの症状もあるならば「低血糖」の可能性もあるので、無理をせずに一旦断食を中断し、すみやかに糖質を補うなどして対処しましょう。
 

臓器や細胞から排出された毒素や老廃物が血流にのって全身に運ばれることで、眠気や頭痛など「好転反応」と呼ばれるさまざまな症状が現れます。

好転反応における眠気は、体の機能や自律神経が乱れた状態から、整った状態へと戻ろうとしていることが原因で起こります。

また、体が必死に余計なエネルギーを放出させないようにしていることも原因の1つです。

しかし、これらは言い方を変えると、断食が成功している証拠。
そのため、断食中に眠くなってきたと感じたら「断食が順調に進んでいる！」と思うようにしましょう。

ちなみに、断食による眠気を感じるのは断食の後半が多いです。
例えば、2日間に及ぶ断食を行うと、初日よりも2日目に眠気のピークが来ます。

無理は禁物ですが、眠気が出ても継続して断食を続けた方が成果が出ることを覚えておきましょう。
 

断食中に眠くなった時には、以下の対処方法を試してみましょう。 ただし、栄養不足が原因の眠気の場合、無理せず断食を中断するべきです。

それでも断食を継続したい場合は対処方法を少し試してみて、治らないようなら好転反応ではないと判断して中断するようにしましょう。

また、症状がひどい場合は病院へ行くようにしてください。
 

断食中に眠くなった場合、可能であればそのまま眠ってしまうのが一番良いです。

なぜなら、空腹を紛らわせるのにも一番良いですし、省エネモードになった体を労れるから。

そのため、断食はいつでも眠れるように、仕事が休みの時や用事が無い日がおすすめです。

また、睡眠中はさまざまなホルモンが分泌されて代謝を促してくれるので、眠ることで体重の減少にもつながります
 

「眠気があるけど、寝てはいられない・・・」という方は、酵素ジュースなどを少量飲んでエネルギーを補給するのがおすすめ。

断食でエネルギーが補給されないと体は眠気に襲われますが、少量でもエネルギーを与えると体は活動的になり、眠気を抑えられるようになります。

酵素ドリンク以外にも、黒砂糖やナッツ類・フルーツからエネルギーを補給するのも可能です。

特に、有機栽培で作られた添加物の含まれていない黒砂糖には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。

黒砂糖は、かけらを少し口にするだけでもエネルギーが補給され、酵素ジュースと同じような効果を得ることが可能です。

ただし、どの食材にせよ食べ過ぎは禁物。
また、口にするのと同時に、水分もしっかりと補給するようにしましょう。
 

眠気を覚ますなら、体を動かすことが一番効果的でしょう。
ウォーキングやなわとびなどの有酸素運動をしたり、家事をこなしたりなどがおすすめです。

ただし、筋トレなどのハードな動きは低血糖を引き起こす可能性があるため、やらないようにしましょう。

ちなみに、断食中の運動に関して、以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方は併せてご覧ください。

断食中に筋トレは可能か？断食中にNGな筋トレと有効な筋トレを解説
 

眠気対策に有効なカフェインですが、断食中にカフェインを摂るのはやめておきましょう。

なぜなら、断食中の空腹時にカフェインを摂ると、消化機能を休ませている内臓（胃腸）に負担がかかり、刺激を与えてしまうから。

そのため、コーヒーや緑茶・紅茶といったカフェインの含有量が多い飲み物を取るのはNGです。

断食中はカフェインが含まれていない麦茶や、ほうじ茶などを飲むようにしましょう。

ちなみに、普段からコーヒーなどを飲んでいる人は、断食を行う1週間前から徐々に控えると、断食中の眠気やコーヒー欲が抑えられるようになるので、一度試してみてはいかがでしょうか。
 

今回は断食中の眠気について解説しました。

断食中の眠気は栄養不足と、体の調子を整える過程で起こる好転反応が理由です。

そのため、断食に慣れた人でも眠くなる場合があるので、断食は休みの日に行うのがおすすめ。

また、断食中に眠くなったら当記事で紹介した対処方法を試すようにしてください。

それでも治らない場合は、栄養不足による眠気の可能性が高く、体調不良になる可能性が高いので、断食を中断してしっかりと休むようにしましょう。