断食（ファスティング）中には味噌汁がおすすめ！効果や作り方・やり方を徹底解説

断食（ファスティング）中に味噌汁がおすすめな理由

断食中に味噌汁を飲むのがおすすめな理由は、以下の3つです。

【断食中に味噌汁を飲むのがおすすめな理由3つ】

1：腸内環境が整えられる
2：ニキビなどの肌荒れを改善してくれる
3：塩分・イソフラボンなどの栄養素を補える

それぞれ順番に解説するので、みていきましょう。

1：腸内環境が整えられる

味噌汁に入っている味噌の主原料である大豆には、腸のぜん動運動を活性化させ、腸内環境を整える不溶性食物繊維が多く含まれています。

また、消化や吸収の効率がアップする麹菌や、腸内の働きを活性化させる酵母菌なども含まれています。

そのため、味噌汁として味噌を食べるだけで、断食を行うだけよりも腸内環境が効率よく整うのです。

2：ニキビなどの肌荒れを改善してくれる

味噌汁に含まれる味噌によって腸内環境が整うと、ニキビの原因となる毒素や老廃物が排出されやすくなります。

また、毒素や老廃物が排出されると血液がきれいに、そして血行が良くなり体の隅々まで栄養がいきわたる様になるため、肌のくすみが取れますよ。

さらに、味噌汁に入っている味噌には、細胞の酸化を防ぐ大豆イソフラボンを多く含んでいるため、いつまでも若々しい肌を保つ効果が期待できます。

3：塩分・乳酸菌などの栄養素を補える

断食中は食事をとらないため、栄養が不足してしまいます。

しかし、人間は常に塩分を汗などとして排出しているので、適切な量の塩分を摂取しないと体調不良になってしまう可能性が高いです。

味噌汁なら、味噌を入れすぎなければ適切な量の塩分を補給可能です。

さらに、味噌汁を飲むだけでビフィズス菌やガセリ菌など、免疫アップや美容効果が期待できる様々な乳酸菌を摂取可能です。

味噌汁を飲みながら断食をすれば、ダイエットやデトックスだけではなく美も追及できますよ。

断食（ファスティング）中の味噌汁の作り方

前章では、断食中に味噌汁を飲むのがおすすめな理由を解説しました。

この章では、断食中に飲む味噌汁の作り方を紹介します。

【材料】

昆布：10cm角を1枚
水：700ml
味噌：大さじ2杯

【作り方】

1：昆布を水に入れ、弱火で温める
2：沸騰する前に昆布を取り出す
3：火を止めて味噌を溶かす

上記の作り方なら、1日の塩分摂取目安量（女性7g以内）に収まりますよ。

作るのが面倒なため、インスタントの味噌汁で済ませようとする人がいますが、インスタントの味噌汁には多くの添加物が含まれていたり、塩分が多かったりするためあまりおすすめできません。

インスタントの味噌汁は、忙しくどうしても味噌汁を作る時間がない時だけ活用しましょう。

味噌汁断食のやり方を3ステップで解説

味噌汁は用意しやすいため、味噌汁断食は数ある断食の中でも挑戦しやすい断食です。

しかし、ただ断食中に味噌汁を飲むだけでは、断食の効果が得られない可能性があります。

この章では、正しい味噌汁断食のやり方を紹介するので、ぜひ参考にしながら挑戦してみてください。

【正しい味噌汁断食のやり方】

1：準備期
2：断食期
3：回復期

今回は合計3日間で行う味噌汁断食を、上記の期間に分けて解説していきます。

1：準備期

いきなり、3食すべてを味噌汁に変えてしまうと、体がついていけず体調不良になってしまう可能性が高いです。

そのため、味噌汁断食を始める前に体調をしっかりと整えるための期間「準備期」を設けます。

準備期は消化に良い食材を使った定食風の食事を、3食食べるようにしましょう。

野菜多めが基本ですが、食べ過ぎなければお肉や魚も食べて問題ありません。

ただし、毎食腹八分目を心掛け、夜8時までに食事を済ませておきましょう。

2：断食期

準備期を経たら、味噌汁と水分以外は摂取しない「断食期」に入ります。

断食期は普段の3食を、すべて具のない味噌汁に置き換えます。

また、1日1.5～2.0Lの水を飲むことで、胃腸をはじめとする体全体を休ませられますよ。

断食期は、水分だからといってカフェインやアルコールの摂取は控えましょう。

普段よりも体への影響が強く、体調不良の原因となるからです。

また、清涼飲料水やガム・煙草もNGなので、断食が終わるまで我慢しましょう。

3：回復期

断食期が終わった次の日は、普段の生活に戻すための回復期を設けます。

断食期が終わってすぐは吸収率の高い体となっているため、お粥や野菜スープなど、消化が良くカロリーの低い食事を食べましょう。

特に朝ご飯は腹五分目くらいにしておき、お昼から少しずつ増やし、夜の段階で腹八分目になるようにすると無理がありませんよ。

回復期の過ごし方は、断食の結果に大きな影響を与えるため、以下の記事を参考にしながら回復食を用意してみてください。

断食において回復食が重要な理由を2つ説明！おすすめのメニューも紹介

味噌汁断食に関するQ&A

最後に、味噌汁断食に関するよくある質問を紹介します。

【味噌汁断食に関するQ&A】

Q.1.5～2リットルの水分を摂る理由は？
Q.断食中に貧血を感じたら？
Q.味噌の種類は？
Q.出汁の種類は？
Q.実践するのにベストなタイミングは？

疑問を解消してから味噌汁断食を行うことで、より効率良く断食の効果が得られるので、ぜひ参考にしてみてください。

Q.1.5～2リットルの水分を摂る理由は？

味噌汁断食中に1日1.5～2.0Lの水を飲むと、体が潤い、体の隅々まで栄養と酸素を運べるようになります。

そして、水を多く飲むとトイレが近くなり、体の中に溜まっている毒素や老廃物を排出してくれるのです。

ただし、水分なら何でもいい訳ではありません。

ジュースやコーヒーではなく、しっかりと水で1日1.5～2.0L飲むようにしましょう。

Q.断食中に貧血を感じたら？

味噌汁断食中に感じる貧血は、「好転反応」である可能性があります。

少し横になったり、黒飴など少量の糖分を摂取したりすると回復しますよ。

上記の対処法を試しても症状が良くならない場合は、好転反応ではなく体調不良の可能性があるので、断食を中止して医者に相談しましょう。

Q.味噌の種類は？

赤味噌と豆味噌は糖質が少なく、コクがあるので満腹を感じやすいのでおすすめです。

そして、白味噌や甘味噌は糖質が多く、断食の効果が得られにくくなるので避けましょう。

Q.出汁の種類は？

味噌汁の出汁は昆布だけが一番おすすめ。

カツオ出汁にはカツオの動物誠意タンパク質が含まれており、味噌汁断食によって休んでいる胃腸に負担を与えてしまいます。

断食を無駄にしないために、出汁はなるべく自分で昆布からとるようにしましょう。

市販の出汁を使用する場合は、無添加のものを選ぶようにしましょう。

Q.実践するのにベストなタイミングは？

味噌汁断食が行える時間・環境が整い、体調が良好な時に実践しましょう。

特に女性の場合、精神や体調が安定しやすい生理後1週間の間に行うのがおすすめです。

まとめ：味噌汁断食で、きれいに無理せず痩せよう！

今回は味噌汁断食について詳しく解説しました。

味噌汁断食は3食を味噌汁に置き換えるだけであり、全く何も摂取しない断食よりも空腹感を感じにくいので、断食初心者におすすめの断食です。

ただし、スケジュールや味噌汁の準備をしっかりと行わないと、断食の効果が得られないので注意しましょう。

味噌汁断食に興味がある方は、ぜひ当記事を参考にしながら挑戦してみてください。