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  • 月曜断食
  • 2021.12.26

断食で発生するケトン臭はどんな臭い?発生の流れや消し方3つを紹介

「断食で発生するケトン臭ってどんな臭い?」と気になってはいませんか。

一定期間固形物を絶つことで、ダイエット以外にもさまざまな効果を期待できる断食。
挑戦したいものの、ケトン臭が発生するではないかと躊躇している方もいるでしょう。

そこで、本記事では断食で発生するケトン臭について説明します。

ケトン臭の消し方も紹介しているため、断食を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

断食で発生する「ケトン臭」とは

ケトン臭とは、断食など食事制限をおこなった際、体内のエネルギーが不足することで体から発生する臭いです。
ダイエット臭とも呼ばれています。

食事量の減少などで体内のエネルギーが減少すると、体は中性脂肪を脂肪酸に分解してエネルギーを作ります。
しかし、代謝の低下で分解した脂肪酸がうまく燃焼されない場合、脂肪酸からケトン臭の原因であるケトン体が合成されるのです。

断食の段階によってケトン臭の臭いは異なるものの、甘酸っぱい臭いと表現されることが一般的です。
汗やワキガなどの臭いとは、また別の種類の臭いとなっています。

 

ケトン臭って自分でわかる?

ケトン臭の原因であるケトン体は全身を回り、汗などと一緒に排出されます。
そのため、頭や脇など汗腺の多い部分はケトン臭の臭いが強くなるのです。

しかし、ケトン臭含めて自分自身の臭いはなかなか自分ではわかりにくいものです。
家族と同居しているなど、誰かがそばにいればケトン臭を指摘してくれるでしょう。

一人暮らしなど自分自身でケトン臭を確認したい場合は、着用した服の臭いを嗅いで甘酸っぱい臭いがしないか確認してください。

 

断食でケトン臭が発生する流れ

この章では、断食でケトン臭が発生する流れを紹介します。
ケトン臭が発生する流れは、大きく3つに分かれます。

 

第1段階

断食で食事からエネルギーを得られなくなると、体は蓄えていた中性脂肪を分解してエネルギーを得ようとします。
中性脂肪を脂肪酸に分解して、TCAサイクルに運ぶといった流れです。

しかし、食事制限や運動不足で代謝が落ちている場合、TCAサイクルの動きは減速します。
脂肪酸が完全に燃焼されず、血中を通って汗などの形で体外に排出されるため、臭いが発生するのです。

第1段階のケトン臭は脂っぽい臭いであるものの、そこまで強くはありません。
そのため、ケトン臭を発していても気づきにくくなっています。

 

第2段階

食事制限で基礎代謝が低下すると、血の巡りが悪くなり、体全体に十分な酸素が運ばれなくなります。
末梢組織の酸素が不足している状態が続くと、体は中性脂肪を分解してエネルギーを得る方法から解糖系という方法でエネルギーを得ようとするのです。

解糖系という方法でエネルギーを得る場合、乳酸が発生して、汗と一緒に体外に排出されます。
乳酸はアンモニアと一緒に排出される性質であるため、汗をかくとアンモニア臭を発してしまうのです。

鼻をツンとつくような臭いが特徴で、第1段階よりもケトン臭の臭いが強くなっています。

 

第3段階

代謝の低下で血中に増加した脂肪酸は、なかなかTCAサイクルに運ばれません。
その状態が続くと、ケトン体という物質が合成されて、ケトン臭が発生してしまうのです。

ケトン臭の典型的な臭いを発する段階で、甘酸っぱい臭いが特徴です。
汗や皮脂だけではなく、息・尿といった形でケトン体は体外に排出されます。

臭いはかなり強めで、第3段階は体全体からケトン臭を発している状態となります。

 

断食で発生するケトン臭の消し方3つ

これまで、ケトン臭が発生する流れを説明しました。
この章では、ケトン臭の消し方を3つ紹介します。

紹介する方法は、以下の通りです。
  • 運動する
  • 入浴する
  • 水分を摂る
これより順番に説明していきます。

 

運動する

断食や運動不足で代謝が下がると、中性脂肪が脂肪酸にうまく分解されなくなり、ケトン臭が発生します。
それを防ぐためにも、運動をして代謝を高めましょう。

ウォーキングなどの有酸素運動が効果的ですが、激しい運動をしなくても、日常的に体を動かす習慣を身につけていれば代謝は高まります。
運動と並行して筋トレやストレッチをおこなうことで、筋肉の燃焼力で発生したケトン体を燃焼することも可能です。

 

入浴する

入浴やサウナなどで積極的に汗をかくことで、体内で血の巡りが良くなります。
末梢組織に十分な運ばれるため、ケトン臭を防止できるのです。

入浴剤を使用してゆっくり入浴をおこなえば、気分のリフレッシュにもなります。
ストレスが溜まりやすい断食でも簡単にリラックスできるため、おすすめな方法です。

 

水分を摂る

ケトン体を合成する際に発生するアセトンは、息や尿から体外に排出されます。
甘酸っぱい臭いを発する成分であるため、口臭が臭くなるのです。

しかし、水分を多めに摂取することで、アセトンを尿から排出できます。
息からアセトンが排出されにくくなり、口臭を抑えることが可能です。

 

ケトン臭以外で断食で気をつけるべきこと

断食中は好転反応と呼ばれる症状が起こる場合があります。
好転反応とは、断食によって体の古い細胞が新しく生まれ変わるプロセスで起こる症状です。

老廃物が血中に増加することで、吐き気や目まい・眠気・頭痛などさまざまな症状が起こる場合があります。
病気ではないため、好転反応が出たからといって、すぐに断食を中断する必要はありません。

しかし、横になっても治らなかったり、我慢できないほどしんどかったりする場合はかかりつけの医師に相談てください。

 

まとめ:ケトン臭の対策を理解して断食を成功させよう

この記事では、断食に発生するケトン臭について説明しました。
断食の段階によって、ケトン臭は脂っぽい臭い・アンモニア臭・甘酸っぱい臭いと順に変化していきます。

自分の臭いはなかなか気づきにくいものの、最終段階の甘酸っぱい臭いを発する段階になると、体全体から強烈な臭いを発してしまうこととなります。
断食をおこなうのであれば、入浴や運動・水分補給を意識して、ケトン臭を防止する方法をおこないましょう。

ぜひ本記事で紹介したケトン臭を消す方法を参考にして、断食を成功させてくださいね。

 
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